主に食品関係のログをまとめている
フェイゾン食品の流行までの流れもあわせてご覧頂きたい
(「*」の部分は編集者が改行したところです)
2008/05/01(木) 17:33:54 ID:Vco0G9Hj0
今日もダークサムス様のために働いた
先日、科学技術班が新たなレーションを開発してくれた
その名も「フェイゾンフレーク」と言うらしい
高純度の液状フェイゾンに、医療班が厳選した栄養素をバランス良く配合し、フリーズドライで凝固する
それをフレーク状に砕き、以前から健康飲料として重宝されていたコラックの生乳をかけて食べるというものだ
試食した研究員は今までのレーションの中でも最高に美味だと絶賛していた
明日からはラインを確立し、大量生産に取り掛かる予定
我々も非常に楽しみである
ただ、科学技術班ではさらに口当たりを良くする為にサッカリンを添加するか否かで議論が続いているらしい
2008/05/01(木) 18:00:44 ID:NSqi1D0z0
フェイゾン味のかき氷とかもあったら美味そうだ
ブルーハワイと似てるしなww
2008/05/01(木) 21:06:01 ID:sHAbjZ0n0
冷やしフェイゾンはじめました
2008/05/01(木) 23:05:56 ID:2j52mqff0
ウルトラガスのパイレーツ兵の中で大流行の、
ウルトラガス拠点基地名物「フェイゾンまんじゅう」、大好評販売中!!
現在、リヴァイアサンによる宅配キャンペーンを実施中
宅配のご連絡はこちらまで「****」
全宙域のパイレーツの皆様、ご応募お待ちしております!
2008/05/02(金) 00:54:54 ID:FHB7BIRp0
えーウルトラガス名物アシッドサイダー、フェイゾン弁当はいらんかねー
2008/05/02(金) 18:56:35 ID:u3JJx04z0
輸送列車のプラットフォームごとに名物なんかあったりしてなw
2008/05/02(金) 22:22:19 ID:br3fuio+0
トラムべんとう
2008/05/03(土) 02:01:07 ID:Ym8s3x310
今日も我々はダークサムス様のために働いた
今朝行われた健康診断で、栄養不良と診断された者がかなりの数に上った
どうやら最近になってから、基地内のいたるところで販売されている軽食や弁当が原因のようだ
要所で無認可の屋台が見られ、小遣い稼ぎをしている
屋台で手に入る食品は栄養が偏ったものが多くカロリーも高いため、配給されるレーションと合わせると栄養過多になってしまう
この問題を解決するため、これから警備班による屋台の取締りが行われる予定
だが、ストレスの溜まりやすいこの仕事において食事は貴重な娯楽である
毎日同じレーションでは飽きてしまうというのも否定できない
そこで、一部の健康的な食品を扱う屋台では医療班の指導の下、営業を正式に認める事が決定した
配給も様々な種類のレーションをローテーション出来るよう製造ラインを見直すことになった
これでゼーベス艦隊とのトラブルで混乱していた兵士たちも、活気を取り戻してくれるだろう
(ゼーベスパイレーツログにも同じものあり)
2008/05/03(土) 17:31:46 ID:Ym8s3x310
先日、我がスペースパイレーツに新たな仲間、キハンター星人が加わる事となった
彼らはゼーベス星復興に追われる我々に興味を持ち、数度に渡る会談の後自ら隊員として志願してきたのだ
フェイゾン採掘部隊との決裂があった後の為か、リドリー閣下は忠誠を示した彼らを快く迎え入れた
キハンター星人は飛行能力を有すると言う事で、全員が航空部隊に配属された
旧航空部隊の兵士は別の部隊にそれぞれ配属される予定
これにより不要となったジェットパックは廃棄、製造も打ち切ってコストの削減を検討中である
キハンター星人はどこかの狂信者と違って優秀であり、一般兵との合同演習では文句なしの戦闘力を発揮したようだ
その狂信者共の事だが、数時間前にスパイ工作兵達から報告が届いた
報告によると、今奴らの間では任務の合間の間食がブームになっているようだ
作業を切り上げて青白いカキ氷だの饅頭だのを嬉々として食べる映像を見て、我々は呆れ果てた
どうやら奴らは宇宙海賊としての誇りを完全に忘れてしまったらしい
早期に見切りをつけたのは正解だったのかもしれない・・・
(門弟ログ2にも同じものあり)
2008/05/03(土) 23:10:19 ID:dlryvyHV0
20/08.5032/222
我々ダークサムス様に仕える者の中に、一部不審な行動を取る者がいるらしい。
詳細は不鮮明かつ、今のところ一部下級兵士の目撃証言だけのため、事実性はない。
この件に関しては、まだ答えを出すまでには至らない。
上層部は最も信頼できるエリート兵士に、調査を依頼した。
何事もなく解決してくれればいいのだが……
話は変わるが、購買にて販売されているフェイゾンフレークは売り上げ目に余るものがある。
ウルトラガス内の施設内では、早くもフェイゾンフレークを主食とする者が多くなっているが、
それをまったく食さない兵士もいるのだという。
味はもちろん、健康食品として名高いフェイゾンフレークを食さないのだ。
味覚に問題があるだけではないか?という意見が大多数だが、フェイゾンフレークが不味く感じるなど到底信じられない。
もしかしたら度重なる重労働を強要させられるが故に、ストレスで味覚やその他の内臓器官に異常が発生したのかもしれない。
このままでは、その者に与えられている任務や作業に支障が出る可能性があるので、彼等には衛生班のもと健康調査を行うよう求めた。
しかし、彼等は「その必要はない。引き続き仕事を続ける」と言い出した。
たしかに作業の進みにはなんの問題もなく、体力や精神面にも異常は見られない。
単純な好みの問題なのであろうか。少ない娯楽も楽しめないとは、なんと不憫な連中なのだろう。
生物の肉のソテーを毎日食べて、よく飽きないものだ…
(門弟ログ2にも同じものあり)
2008/05/04(日) 00:28:08 ID:vkCFB7pW0
今日も我々はダークサムス様のために働いた
最近我々と似たような出だしのログが増えつつある気がするが、誰がどのログを書いているかは、*
自動的に保存されている為に誤った集計の問題は無いだろう
とりあえず、最近の基地内は少々おかしな空気が漂っている
フェイゾンフレークが流行り、様々な味を求める娯楽の裏で何か不穏な空気が漂っている
噂によるとダークサムス様を拒絶したゼーベス勢の身内が・・・つまりはスパイがいると言う噂が何所からともなく流れているのだ
上層部はこの件に関してはまだ何も言ってはいないが一部のエリートパイレーツたちに密かな命令が下ったという話がある
真実か否かは不明だが我々も独自にこの件については調べる必要があるかもしれない
話は変わるがこのフェイゾンフレークは素晴らしい
味や食感は毎日食べても飽きる事が無い上に、今までのレーション以上に栄養素のバランスが保たれているという
だが一部の者はこのフェイゾンフレークは気に入らないという
単純な好みと彼らは言っていたが、我々は何かが引っかかっている違和感が拭えない
彼らと会話しても全く問題があるようには思えないが何所と無くダークサムス様への忠誠が感じられずに上辺だけの態度に見えてしまう
仲間内に疑問を持つなど合ってはならないことではあるが・・・例のスパイの噂もある
噂の真偽がハッキリするまで、このフェイゾンフレークを食さない者たちを、我々の手で密かに監視することを我々は決定した
また、スパイ真偽のついでではあるが、我々の上司であり、重要な戦力であるメタリドリー様に関しても我々は監視をつけることとした
メタリドリー様の素体となる部分は全て、惑星ゼーベスで製作されたものだからだ
生体部品の熟成や、機能モジュールの一部はこちらで完成させたものだが*
基本となる部分が全てゼーベス勢によって製作されているとしたら何らかの監視装置や通信装置が装備されている可能性は否定出来ない
上司に対して、しかも我々とは一線を凌駕した運動性を持つメタリドリー様に我々の監視が何所まで役に立つかは不明だが、*
「もしも」が起きた時の基地や部隊への危険を回避できるとしたら実行すべきことである
門弟とは有言実行でなければならない
(門弟ログ2、ゼーベスパイレーツログにも同じものあり)
2008/05/12(月) 23:07:00 ID:H2mbZltU0
今日も我々はダークサムス様のために働いた
現在、我々警備班はスパイ容疑者達の監視にあたっている
仲間の事を疑っているとお知りになれば、ダークサムス様もさぞ悲しまれる事だろう
しかし万が一の事も考えて、反乱分子達をのさばらせておくわけにはいかないのだ
これも偉大なる指導者、ダークサムス様のためである
監視を続ける最中、事件が起こった
食事の時間、スパイ容疑者の一人が食堂の購買でフェイゾンフレークを購入したのだ
今まで拒み続けていたものの、周りの熱狂ぶりを見て好奇心を抑えられなかったのだろう
彼はさっそくコラックミルクをかけて一口食べた
するとどういうことだろうか、彼はまるで毒物を口に含んだような顔をして思い切り吐き出してしまったのだ!
これを見た周りのフェイゾンフレーク愛好家達は激怒して彼に殴り掛かり、乱闘状態にまで発展してしまった
我々はすぐに乱闘を鎮圧し、愛好家達と容疑者の彼を取り押さえた
彼は非常に興奮していて事情徴収もできなかったので、我々は医療班に鎮静剤の投与を要請した
しかし医療班によると錠剤は口にしようとせず、暴れまわるので注射も打てない状態だと言う
やむを得ず、我々は彼に麻酔銃を撃った
意識が戻って落ち着いた頃にまた話を聞くとしよう
今から一時間後には彼に殴り掛かってきた者達の事情徴収を行う予定である
しかし、妙な話である
やはり口に合わなくて残すならまだしも、何故あんなに必死になって吐き出そうとしたのだろうか?
ひょっとしたら、彼にはフェイゾンへの耐性が無いのかもしれない
いや、ダークサムス様の門弟となった我々は全員フェイゾンの光の洗礼を受けている
それにより我々にとってフェイゾンは耐性どころか有益な存在となったのである
だが、もし彼が本当に「外」から来たスパイであったらどうだろうか?
こんな事、思いたくは無いのだが…
2008/05/14(水) 17:10:17 ID:y40s4F5Q0
パイレーツ研究班と食料開発班は▼月%日、
炭酸飲料「アシッド」シリーズの新製品「アシッドフェイゾン」を
◆月$日から期間限定販売すると発表した。価格は490ミリリットルのペットボトルで147@
20x6年の◆月にも期間限定で「アシッドアイスノヴァ」を販売し、話題になったアシッドシリーズだが、
今回は「華やかな香りとすっきりした後味の、偉大なる風味の炭酸飲料」に仕上がっているという。
またダークサムス様をイメージした青色の液体で、清涼感も演出されている。
パッケージはダークサムス様の故郷をモチーフとし、
さわやかで開放感のあるブルーとホワイトを基調としたデザインを採用した。(+metroid)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080513-00000093-zdn_lp-sci
(門弟ログにも同じものあり)
2008/05/18(日) 00:55:29 ID:l5WwgAOE0
今日も我々はダークサムス様のために働いた
「24時間以内に必ず戻ってくる」と言って出発した捜索部隊は、とうとう誰一人として帰ってこなかった
彼らは物資調達の仕事柄、シードの内部構造をよく把握している者達ばかりなので、道に迷う事はまず無いだろう
ということは、中に潜むメタリドリーが彼らを襲ったに違いない
我が同胞達の仇は、我々が討たねばならない
メタリドリー討伐部隊を結成して裏切り者に制裁を与えるということで意見がまとまったその時だった
なんとダークサムス様が我々の元に降臨されたのだ!
戦艦として改造するのに適したリバイアサンをお選びになってお忙しい中、我々のために駆けつけて下さったのだ
ダークサムス様はシードへの移動手段であるトラムを解体し、連絡路の入り口を塞げと命令された
つまり、メタリドリーがシードから出て来れないように閉じ込めるという事だ
ダークサムス様によると、メタリドリーはシード内の高濃度フェイゾンによって汚染され、近付くものに襲い掛かるだけの生物兵器と化しているだろうという
それならば、シードコアを外敵から守る番人として利用してやろうという策略だ
メタリドリーは図らずとも、ウルトラガスの第二のフェイザ化のために身を捧げる奴隷となるのだ
聖なるフェイゾンの洗礼により進むべき道が、示された
早速我々は作業に取り掛かった
トラムをこちら側に呼び戻し、解体して廃棄する
連絡路は電磁波のために徒歩ではとても移動できないであるため、トラムが無い今、シードへの到達は不可能である
今後はシードからフェイゾンを採掘する事が出来なくなるが、フェイザ化が進めばいたる所で採掘が可能となるため、大した損害にはならないだろう
次は入り口の閉鎖であるが、これには非常に強度の高いモルジウム合金が採用された
通常火器では歯が立たず、戦闘機の爆撃でもなければまず破壊されないだろう
外敵の侵入にも備えて連絡路までの道のりのセキュリティを強化し、パイレーツの中でも屈指の戦闘力を持つ兵士達を警備員として配置した
これで我々スペースパイレーツは、また一つフェイゾンの輝かしい未来へ貢献した
これも我々の偉大なる指導者ダークサムス様のお導きによるものである
ダークサムス様も交えて、今夜は祝杯を挙げよう
ブリオ部隊からブリンクウルフを調達して、ローストウルフのフェイゾン詰めも作らなければいけない
今日はまだまだ忙しくなりそうだ
2008/05/22(木) 10:28:44 ID:nLLn9SGKO
先日、我々医療班は兵士達の定期健康診断を行った。
フェイゾンフレーク生産中止の影響だろう、栄養不足の兵士達が見られた。
特に配給の少ない下級兵の栄養不足は深刻だった。
下級といえど、彼等は偉大なるダークサムス様のための兵士である。
早急な対策が必要と考えた我々は科学班と協力し、
栄養補助食品の開発に取り組んだ。
フェイゾンが不足しているため、多用するわけにはいかない。
そこで我々は食堂で使われていた穀物を用意した。
粉砕した穀物に液化フェイゾンを混ぜ、
兵士達に不足している栄養素を注入する。
ペースト状にしたそれを型に入れて焼きあげると完成だ。
かくして開発された食品の試食を行ったが……
フェイゾンの節約のために使った穀物の食感と風味が悪く、
とてもではないが食べられない。
これではいけないと考えた我々は、まだ焼き上げる前のものに
他の惑星から採取した食物のエキスを注入し、風味の向上を図った。
これが正解であったようだ。
食品自体の水分が少なく、食べにくさは残るものの
風味の点は各段に改善され、十分に食べられるものとなった。
小型、軽量でいかなる時も摂取でき、栄養豊富なこの食品を
我々はフェイゾンメイトと名付けた。
小型であるため腹を満たすという点は期待できないが、
そもそもそういう目的で作ったのではないから良いだろう。
幾人かのモニターを募り試食してもらったが、なかなかの評判だ。
我々は彼等の意見を採用し、味付けの種類を増やした。
ダークチョコ、ライトベジタブル、トーバスフルーツ、
ホレイトポテト、アーゴンチーズの5種だ。
これを使えば兵士達の栄養不足は解決できるだろう。
ちなみに私はフェイゾンメイトの姉妹品として、
ターロンアップル味のゼリー飲料と
エーテルカフェオレ味のドリンクも考案している。
こういう時こそ美味い物は多い方が良い。
(門弟ログにも同じものあり)
2008/05/31(土) 23:29:34 ID:xRYAVV9r0
20/08.5312/257
本日、このエリシア生物研究所に、ウルトラガスから実験用サンプルが送られてきた。
コード.005821水棲生物「エビラ」
憎き惑星ゼーベスのマリーディアに広く分布している生命体。
尾のような器官から、標的に向けて弾を発射する。
我々の食料の一つであり、味は最高だ。ウルトラガスの飼育水槽にて養殖されており、
ここに送られてきたエビラは食料用ではなく、あくまで実験用サンプルだ。
勝手な捕食は許されていない。
コード.240781這面生物「ズーマー」
個体は惑星ターロンW産だが、類似した種が銀河系のさまざまな惑星にて確認されている。
繁殖力と強さと、害のない性質のため、生物実験には欠かせない存在だ。
コード.587834這面生物「クローカス」
これは醜い生物である。非常に醜い。
ま酸性の体液を排出するため、不潔であり我々の不快感を誘う。
これは食用ではないが、身内の罰則の儀式としてクローカスを食べさせられた者がおり、
その数日後、その者の体内でベビークローカスが繁殖してしまったという噂話がある。
それくらい醜い。
コード.000021動物系飛行生命体「グラグノル」
惑星ブリオの適温地帯〜高温地帯にかけて広く分布。
尾から光弾を発射してその身を守る性質を持つ。
光弾の生成原理の解析に成功すれば、我々の兵器技術が格段に進歩するため、現在注目されている。
コード.000038捕食生物「グランチュラー」
惑星エーテルで確認された、非常に人気のある生物だ。
その力強さと、常に相手を威嚇しているようなデザインの頭部は、まさに芸術といえる。
しかしながら送られてきた個体は、現状体のまま保存の後、フェイゾン実験の予定が入っている。
余談だが、この個体には首や脚に人為的な装飾品が付けられている。
どうやら元はペットだった模様。誰のものかは知らないが、気の毒である。
送られてきた5体の生物は、上層部からの連絡が来るまで研究所の培養タンク内に入れられる。
研究所内のタンクのほとんどはメトロイドで占められているため、新設したタンクを使うことになった。
さすがに知的生命体でなくとも、メトロイドの隣で大人しくするのはストレスが溜まるだろう。
(門弟ログにも同じものあり)
2008/06/03(火) 23:46:42 ID:oE8qh/4t0
今日も我々はダークサムス様のために働いた
先日、ブリオ部隊から「フェイゾイド」なる生命体が送られてきた
なんでもこの生命体はフェイゾン波動を無尽蔵に放出するので、優秀なエネルギー源として活用できる可能性があるのだという
個体は10体送られてきたので、その内の二体はエリシアの生物研究所に実験サンプルとして送っても問題は無いだろう
早速我々科学技術班はエネルギー回収装置の開発に取り掛かった
元々がフェイゾンエネルギーなので、既存の装置をフェイゾイド用に改造するだけで済み、大した技術は必要無かった
問題は波動の処理である
報告によると波動には大量に浴びると筋肉が弛緩する作用があり、最悪の場合命を落とす危険性もあるという
更にあらゆる物質を透過するので、単にケージに入れただけでは波動が漏れてしまうのだ
しかし、その問題はケージにアンチフェイゾンを配合する事で解決した
アンチフェイゾンがフェイゾンを吸収し、波動を無害化してくれるのだ
小型化にも成功し、フェイゾイドは既存のエネルギーセルと同じように扱う事が可能となった
一種の永久機関のようなこのフェイゾイドは、基地内の電力不足を一気に解消してくれた
二日に一回の夜間消灯が必要無くなる等、我がパイレーツの生活レベルはかなり向上したと言えよう
その筆頭が冷蔵庫の支給である
膨大な電力を消費するといって没収されてしまった冷蔵庫が、一般クラス以上の全居住区に支給されたのだ
これを使えばランダス様が食されていた、皆が羨む半凍結状態のフェイゾンフレークが手軽に再現できるではないか!
しかしシードが閉鎖されて以来、基地内は慢性的なフェイゾン不足に陥っている
もう少しフェイゾンの侵食が進めば生産性も向上するのだが、ともかく現在フェイゾンフレークはプレミア物となっている
入手には個人的な売買しかないのだが、今の相場では今期の私の給与は丸々吹き飛んでしまうだろう
世の中、フェイゾンフレークのように甘くは無いようだ
2008/06/06(金) 00:52:40 ID:F1FOWJAuO
ブリオ東部販売所「コラック亭」より〔マルセイフェイゾンサンド〕新発売!
(門弟ログ3にも同じものあり)
2008/06/07(土) 23:14:20 ID:VetxXBlw0
ウルトラガス施設電子掲示板
技術・開発部門
※被験者募集中!※
・度々改良を重ねてた、新規のモーフボールの変形実験。志願した者は、有給とボーナスを支払われることが決定している。
上層司令部
・施設内の一部に液体フェイゾンが侵出。我々には無害だが、フェイゾン耐性の無い愛玩動物が凶暴化する恐れあり。
洗浄・採取が終了するまで、愛玩動物を自室から外に持ち出すことを禁じる。
背むいた者は配給の30%をカットする。
・訓練教官より一言。
君達の力は非常にユニークで、局地的な状況にも恐れない不屈の精神を持っている。
私は君達の成長を喜び、共に戦えることを誇りに感じていることを理解しているよ。
わかったらエリシアに配属予定の奴等はとっとと準備終わらせて向かえってん%)(’%&#5
・突然だけど有給休暇をとらせてもらう。
私が居なくなったからって、油断したり陰口叩くと、天罰が下るかもね。
食堂より、新作メニューのお知らせ!!
・グラグノルのフェイゾンソースかけ
※活きの良いグラグノルのソテーに、贅沢にフェイゾンソースをかけました!期間限定なので、お早めに!
(門弟ログ3にも同じものあり)
2008/06/16(月) 23:28:19 ID:hB3tSA0o0
総合スレッドでも話題になったフェイゾンペプシだが、この区域の購買でも販売が開始されたようだ
フェイゾンペプシは最近開発されたフェイゾン飲料で、先日解禁されたばかりの新製品である
パッケージはどうやら彼の聖地フェイザをイメージしているらしい
中身もフェイゾンを含有しているにもかかわらず透明度は高く、心が洗われるような美しさである
早速私は購入し、自分の部屋へと持ち帰った
今から飲んでみる事にする
・・・・・・ふむ、フェイゾンと果物風味の甘味料は合わないと思ったのだが、そう悪くはない
清涼感があって、爽やかな味わいだ
評判が賛否両論だったので不安だったのだが、私にとっては好みの味である
以前販売された事のあるフェイゾンポーションは香りがきつく飲めたものではなかった
だが今回は滋養強壮剤ではなく清涼飲料水として開発されているため、味に重点を置けたのだと思われる
採算が見込めるか不明なため期間限定販売なので、今の内に少し買いだめしておこう
友人達にもこの味は教えておかねばならない
2008/06/18(水) 22:33:41 ID:aQeH5Yo+0
今日も我々はダークサムス様のために働いた
今朝、ある一般兵が医療施設に運び込まれた
付き添っていた彼の友人によると、朝起きてから彼が「全身が焼けるように痛い」と言って悶え始め、只事ではないと判断して医療班に連絡したという
診察した医師は、彼の体はフェイゾン濃度の急上昇により、突然変異が進行していると診断した
普通の兵士の体ならば、フェイゾンを摂取してもよほどの事がなければ突然変異など起こるはずがないのだが・・・
しかし、彼の友人はこう言った
彼は昨晩、先日販売が開始されたフェイゾンペプシを10本近くも空けたのだというのだ!
これは非常に厄介な事態である・・・さて、ここからは我々科学技術班の仕事だ
まずは変異し続けている彼の体を解剖して何が起こっているのかを詳しく調べなければならない
フェイゾンペプシの中毒性についても興味があるが、それは後回しだ
しかし、事態はもっと深刻だった
彼の引き渡しなどに要する事務手続に時間を取られて、研究の許可が出たのは夜になってからなのだが・・・
その間に彼の体はすっかり変異してしまったのだ
体全体が肥大して見るもおぞましい姿になった上、理性を無くした彼はあろうことか、駆け寄った彼の友人を投げ飛ばしたのだ!
我々は機動隊に出動要請を出し、ハイパーモードまで使ってやっとのことで活動を停止させた
大量に摂取した上での事とはいえ、フェイゾンペプシは非常に危険な液体である
すぐに回収しなければならないし、成分の詳細な分析も行うつもりだ
おそらくフェイゾンペプシに含まれる何らかの化学物質がフェイゾンの遺伝子改竄効果を促進したのだろう
だが、我々の興味は”彼”そのものにある
重装兵ですら苦戦したあの変異体は、上手く調整すれば兵器として投入できるのではないか
非常に凶暴なため研究は難しいだろうが、ここで功績を上げれば我々科学技術班の待遇も更に良くなるはずだ
そうなれば、新たなレーションを開発するモチベーションも上がるだろう
そのために、まずフェイゾンペプシの確保と被験者の募集を行わなければならない
我々はその変異体に「バーサーカーパイレーツ」というコードネームを付け、研究を本格的に開始する事を決定した