門弟によるログの続きである
基本的に全てのログはここに集められるためテーマはさまざまなのが特徴
(「*」の部分は編集者が改行したところです)

2008/04/12(土) 00:47:24 ID:iJF8QmPE0
今日も我々はダークサムス様のために働いた
今日は突然ウルトラガスの近辺に我々の救難信号を発信する旧式の小型艇を確認した
連邦が何所からか我々の船を奪って仕掛けた罠かも知れないが、我々はシークレットコードによる通信を確認し、その船を救助した
そして中から現れたのは、何とサムス・アランのゼーベス侵攻から生き延び、ターロンWに救助された部隊の生き残りだったのだ!
彼はサムス・アランがターロンWの基地を襲撃して来た時は負傷兵であり、*
彼が行動可能になったときには既にターロンWの基地はほぼ機能しなくなっていたようだ
そして、彼は基地内に残された情報を持ち、短距離ワープ可能な旧式の我々の小型艇で様々な惑星から物資を補充しながら、*
たった一人で遥かなこのウルトラガスまで戻ってきたのだ!
救助された彼は食糧不足からの栄養失調によりやせ細り、見るも無残な姿になっていたが、すぐさま医療班によって治療が施された
その時彼は、動けるようになったら美味い食事をしたいと要求した
我々は、遠き星より舞い戻った同胞の、この要求を承認した


2008/04/12(土) 19:01:01 ID:iJF8QmPE0
今日も我々はダークサムス様のために働いた
今日は、遠き星から帰還した同胞のために、我々は最高の食事を用意した
用意した食料が航海の途中で尽き、彼は行く先々の惑星から食料を確保しながら帰還してきたらしい
そのため、我々のレーションを摂取するのを楽しみにしていたようだ
彼は僅かな間にフェイゾンによって大きく進化した我々の基地に驚きながらも食事をとった
だが、彼は一口口に含んだ瞬間に突然摂取した物を戻してしまった
何があったのかと思うと、彼はこの食事はまるで薬のようだと言うではないか!
我々の食料は全て、医療班と科学技術班による最高のレーションが提供されている
医療班によってエネルギー効率の良い食材が選ばれ、科学技術班がそれらを使い、最高のレーションを常に開発しているのだ
その最上の食事を薬のようだ、と彼は言った。だが、我々が口にしてみても全く違和感は無い。これは一体どういう事だろうか?
彼は、この食事には科学技術班が何かしらの薬物を混ぜたのではないかと主張した
しかし、レーションの加工過程は非常に厳しく管理され、もしもそのような事があったら非常に大きな問題である
我々は、興奮している彼を抑え、もう一度長期間の航行により、味覚などに何か異常が無いかを医療班にチェックしてもらう事とした
そして今一度、レーションの加工過程をもう一度厳しくチェックを入れるとしよう


2008/04/13(日) 00:53:33 ID:kvA2wEVO0
今日も我々はダークサムス様のために働いた
今日は非常に残念な知らせが我々に届いた
ターロンWより帰還した彼は、脳細胞に重大なフェイゾン汚染が確認されたらしい
それにより、味覚や精神に異常をきたしていたのではないかと言う診断が下った
彼の細胞は、既に後戻り出来ないくらいにフェイゾンに汚染されたために仕方なく、科学技術班の献体としてその身を捧げることとなった
最後に彼にあったときは、自らを正常だ、お前らの精神が汚染されている、ダークサムスは危険な存在だ、*
等々やはり精神異常をきたしている発言を聞くことが出来た
折角遠き星より戻ってきたのにフェイゾン汚染によって、彼と別れなければならないのはつらいことではあるが、*
彼のもたらした情報は非常に有益であり、死後も彼の肉体は新たなる未来の為の礎となるのだ
医療班の同胞も、科学技術班の同胞も皆、惜しい人材を亡くしてしまう悲しんだ
我々は彼のためにも、より一層輝かしい未来を目指さなければならない


2008/04/12(土) 12:59:53 ID:vqOSDf560
20/08.4111/210
 新兵器に関する報告。

・広範囲拡散砲
 発射した弾丸から、更に細かい弾丸を拡散する砲台。あらゆる生命体の群に有効である。
 しかし、基地施設内での使用による周囲の計器の破損や壁に当たり、跳ね返った弾丸の危険性などの様々な指摘がある。
 場所・及び使用者の腕の条件が揃わないかぎり、実戦配備は難しい。
 対空防衛兵器に転用可能かどうか、現在検討中。

・プラズマブレード発生装置
 新たな司令官、ゴア様のプラズマビームの解析に成功。
 ビームを収縮させて、ブレード状にした接近戦専用武装。
 腕に発生装置を装着するだけで、あとは何も必要はない。重量に関しては何も問題はない。
 使い勝手の良さ、殺傷能力の高さから、一般配備が強く望まれる。
 試作段階のためエネルギー消費が激しい。しかし、その問題さえクリアされれば、早期に大量生産に入れるはず。

・凍結弾丸
 これは戦闘用ではなく、メトロイド対策に試作されたもの。メトロイドを凍結させる程度の威力のため、戦闘に使用することは薦められないからだ。
 生物実験に関わる者の死亡率で一番高いのはメトロイド関連のため、その対策に踏み切った。
 また、ランダス様の助言もあり、目的遂行のために関しては最も成功型である。
 しかし、ウルトラガスの施設内のメトロイドは全て『フェイゾンメトロイド』に変異おり、
 その能力が原因で凍結弾丸を当てることが困難との指摘がある。

・モーフボール
 被験者は重度の罰則者、及びダークサムス様に反する者から選出。
 被験者になれば罰則が全てクリアになることを条件に、彼等に任せた。
 結果は全て失敗。 
 ボール装甲の展開と同時に被験者が圧壊した。
 以前と同じ失敗である。やはり生身の身体を何らかの方法でエネルギー状に収縮させないかぎり、
 この実験は成功に至らないのではないだろうか。
 罰則者とは言え、彼等の死を無駄にしたくは無い。早急にサムスのモーフボールの解析を急がなければならない。
 ダークサムス様に反する者用処刑装置になるのではないか、との不謹慎な意見がある。


2008/04/15(火) 22:31:11 ID:P/jNlipu0
20/08.4152/155
 惑星ゼーベスの再建支部より、報告が入った。
行政区ツーリアンの再建が40%完了。新規マザーブレイン及びゼーベタイトシールドの配備も完了したという。
現在はマザーブレインの指揮の下、更なる設備の拡大を行っているという。
詳細な情報を、映像と共に送られてきた時、我々は歓喜した。
マザーブレインとオーロラユニット、この二つのバイオコンピューターが揃った時、それは銀河連邦の終わりの時だ。
無論、ダークサムス様にもこの情報をすぐにお伝えする。
サムス・アランとの戦いが終わった暁には、ゼーベスにもリバイアサンを贈ろう。
ゼーベス再建にあたる彼等もきっと喜んでくれるはずだ。
リバイアサン到達地点の座標をすぐさまゼーベスに送り、その返信が返ってきた。

そうしたらなんと!あのリドリー様自らがメッセージを送ってきたのだ!
軍用機密コードでの通信のため解読には時間が必要だが、きっと歓喜のメッセージに違いない。


2008/04/17(木) 08:56:26 ID:G71Sfgpl0
20/08.4170/817
 我々の理解力が無いのか、或いは彼等の頭脳に異常があるのか。
惑星ゼーベス再建支部より送られたメッセージの解読に成功し、それを見た我々は愕然としている。
メッセージの内容はこうだ。

「フェイゾンの汎用性、効力はターロンWから送られたデータで理解している。
 しかし、ダークサムスの存在は我々にとって脅威となる。
 そもそも我々は、エーテル支部に重大な問題を引き起こした彼奴を崇める必然性が、まるで理解できない。
 我々に刃向かう者は敵であるという心情を忘れた貴様等に、我々スペースパイレーツの同胞として認めない。
 いや、貴様等は裏切者だ!考え直さない限り、貴様等は他のスペースパイレーツ達から孤立する。
 ゼーベスの軌道上にリバイアサンの存在が感知された時、我々はそれを全力で阻止し、
 貴様等を闇に葬ってやる。忘れるな!」

あのリドリー様がダークサムス様を御侮辱なされたのだ。いや、エーテルでの問題は、その場に居合わせた同胞達に問題があったのだ。
彼等はそれを知らないため、ダークサムス様のことを悪く思っておいでなのだろう。
ただちに詳細な情報をゼーベスに送ろうとしたが、データの送信ができない。
アクセス不可コードに設定され、これ以降、こちら側からメッセージを送信できていない。
おまけに、軍事施設内のメインコンピューターが何者かにハッキングされ、惑星ゼーベスに関する詳細な情報等が全て抹消されてしまった。
リバイアサンの起動設定を行おうにも、ゼーベスの位置や座標すらも分からなくなってしまった。
おまけに、解析班がハッキング源を割り出そうとしたらウイルスが広まり、施設内のコンピューターが全て初期化されてしまった。
データ等は個別で残しておいたため問題はないが、施設内のタレットのプログラミングなどは全て消えた。
現在、メインコンピューター復旧に向けて総動員が大幅な作業に追われている。


……何故、このようなことになってしまったのだろう


2008/04/19(土) 07:10:42 ID:kIiFPuaP0
20/08.4190/656
聖なるフェイゾンの洗礼により進むべき道が、示された。
愚か者のリドリー率いるゼーベス支部は、ダークサムス様の相対なる存在であるという結論が出た。
我等がダークサムス様を貶した罪、奴等に存分に思い知らさなければならない。
まず、惑星ゼーベスの位置を把握するため、衛星を送ることとなった。
軍事運営資金節約のため、エリシア・スカイタウンの観測所の衛星を使用することに決まった。
我々はスカイタウン生物研究所に配備されている同胞に連絡を送った。
しかし、彼等はまだ「リドリー様が我々を裏切るはずがない」と言い、断固として聞き入れようとはしない。
一度、彼等をウルトラガスまで強制送還させ、再びフェイゾンの御加護を受けてもらうことになった。
その間、我々の中から観測所に赴く者は、航空部隊に配属する二名だ。
スカイタウンの性質上、飛行出来る者が相応しい。
彼等はすぐに出発し、宇宙船内からこちらにメッセージを送ってきた。
「リドリーなんかすぐに滅ぼしてやりましょう!」
実に頼もしい同胞達だ。
リドリーの奴にダークサムス様を貶したことを後悔させてやれるのも、そう遠くない未来だろう。


2008/04/23(水) 16:29:02 ID:7WIq5hw90
今日も我々はダークサムス様のために働いた
今日は先日行なわれたコマンド昇格試験の結果が通知される予定であった
我々のような特殊な立場の隊員でも、やはりコマンドの資格を持っているかどうかは部隊全体の装備や待遇の面で非常に大きな差が出てくる
コマンドとして必要な知識を持っているかのテスト、コマンドに相応しい戦闘技能を持っているかの戦闘テスト、*
そしてコマンドとして相応しい人格者であるかを調べる面接
非常に厳しく苦しい試練の数々であったが、*
これで昇格に成功した場合は部隊全体の待遇もこれまでとは比べ物にならないほど良いものになるだろう
コマンドの資格を与えられるものは一回の試験で僅か数人しかいないが、我々からこの数人に選ばれる相応しき勇者が現れることを祈ろう
現在、今までのテストの結果を元に、最終審議が行なわれている筈である
このような結果が待ち遠しいと思うのはとても久しいことだ


2008/04/26(土) 21:15:21 ID:WVVWv3U20
20/08.4262/049
惑星ゼーベスの情報は未だ解明されない。スカイタウンに送った2名の航空兵によると、施設内の情報の解読や
衛星打ち上げのためのシステムの起動など、さまざまな問題に直面しているという。
まず、装置に必要なエネルギーが配給されていないのだという。
内部回路の修復を行うよりも、新たなエネルギー源を接続した方が速いのだという。
衛星打ち上げに必要なエネルギーはエネルギーセル一つでも十分賄えるらしいのだが、
あいにくウルトラガス施設内のエネルギーセルを持っていくわけにはいかない。
かといって、スカイタウン生物研究所のセルを取るわけにもいかない。
どこからか、我々に関与しない場所からエネルギーセルを奪取してくるほかないが、
その作業に必要なエネルギーと、施設内でセルを開発するのとで、どちらが効率がいいか。
エネルギー不足とは非常に厄介な問題だ。
ひょっとしたら惑星ゼーベスの座標を割り出すのは後回しにした方がいいのかもしれない。

愚か者のリドリーを放っておくのは癪ではあるが、今は我々の施設の運営とダークサムス様の御意思を優先するべきなのだ。
しかし、愚か者のリドリーのメタフォームクローンとは思えない程、メタリドリーは利口である。
本人を前にそれを言ったら絞められること確実ではあるが、我々の頼もしき戦友として優遇されている。
まるで常に監視しているかのように鋭い視線は、一般兵の志気を刺激している。
彼は、我々スペースパイレーツにとって、とても大切な存在なのだ。


(食品ログにも同じものあり)
2008/05/03(土) 23:10:19 ID:dlryvyHV0
20/08.5032/222
我々ダークサムス様に仕える者の中に、一部不審な行動を取る者がいるらしい。
詳細は不鮮明かつ、今のところ一部下級兵士の目撃証言だけのため、事実性はない。
この件に関しては、まだ答えを出すまでには至らない。
上層部は最も信頼できるエリート兵士に、調査を依頼した。
何事もなく解決してくれればいいのだが……

話は変わるが、購買にて販売されているフェイゾンフレークは売り上げ目に余るものがある。
ウルトラガス内の施設内では、早くもフェイゾンフレークを主食とする者が多くなっているが、
それをまったく食さない兵士もいるのだという。
味はもちろん、健康食品として名高いフェイゾンフレークを食さないのだ。
味覚に問題があるだけではないか?という意見が大多数だが、フェイゾンフレークが不味く感じるなど到底信じられない。
もしかしたら度重なる重労働を強要させられるが故に、ストレスで味覚やその他の内臓器官に異常が発生したのかもしれない。
このままでは、その者に与えられている任務や作業に支障が出る可能性があるので、彼等には衛生班のもと健康調査を行うよう求めた。
しかし、彼等は「その必要はない。引き続き仕事を続ける」と言い出した。
たしかに作業の進みにはなんの問題もなく、体力や精神面にも異常は見られない。
単純な好みの問題なのであろうか。少ない娯楽も楽しめないとは、なんと不憫な連中なのだろう。
生物の肉のソテーを毎日食べて、よく飽きないものだ…


(食品ログにも同じものあり)
2008/05/04(日) 00:28:08 ID:vkCFB7pW0
今日も我々はダークサムス様のために働いた
最近我々と似たような出だしのログが増えつつある気がするが、誰がどのログを書いているかは、*
自動的に保存されている為に誤った集計の問題は無いだろう
とりあえず、最近の基地内は少々おかしな空気が漂っている
フェイゾンフレークが流行り、様々な味を求める娯楽の裏で何か不穏な空気が漂っている
噂によるとダークサムス様を拒絶したゼーベス勢の身内が・・・つまりはスパイがいると言う噂が何所からともなく流れているのだ
上層部はこの件に関してはまだ何も言ってはいないが一部のエリートパイレーツたちに密かな命令が下ったという話がある
真実か否かは不明だが我々も独自にこの件については調べる必要があるかもしれない
話は変わるがこのフェイゾンフレークは素晴らしい
味や食感は毎日食べても飽きる事が無い上に、今までのレーション以上に栄養素のバランスが保たれているという
だが一部の者はこのフェイゾンフレークは気に入らないという
単純な好みと彼らは言っていたが、我々は何かが引っかかっている違和感が拭えない
彼らと会話しても全く問題があるようには思えないが何所と無くダークサムス様への忠誠が感じられずに上辺だけの態度に見えてしまう
仲間内に疑問を持つなど合ってはならないことではあるが・・・例のスパイの噂もある
噂の真偽がハッキリするまで、このフェイゾンフレークを食さない者たちを、我々の手で密かに監視することを我々は決定した
また、スパイ真偽のついでではあるが、我々の上司であり、重要な戦力であるメタリドリー様に関しても我々は監視をつけることとした
メタリドリー様の素体となる部分は全て、惑星ゼーベスで製作されたものだからだ
生体部品の熟成や、機能モジュールの一部はこちらで完成させたものだが*
基本となる部分が全てゼーベス勢によって製作されているとしたら何らかの監視装置や通信装置が装備されている可能性は否定出来ない
上司に対して、しかも我々とは一線を凌駕した運動性を持つメタリドリー様に我々の監視が何所まで役に立つかは不明だが、*
「もしも」が起きた時の基地や部隊への危険を回避できるとしたら実行すべきことである
門弟とは有言実行でなければならない


2008/05/05(月) 15:26:15 ID:FX6wzlic0
ああサムス 俺は気がついたらお前の事ばかり考えている

孤高の戦士となった俺に こんな感情が芽生えぬよう 心を凍らせていたはずなのに

お前のオレンジ色のスーツとビームに 完全に溶かされてしまったようだ

ダークサムス様に忠誠を誓う以上 この感情を打ち明けられる日は永久に来ないだろう

こんな苦しい思いをするなら こんな感情なんて


知らなければ良かったのに


今度こそ お前の事を忘れられるように

俺はもう一度 氷で心を閉ざす

2008/05/05(月) 22:34:41 ID:FX6wzlic0
端末機器に向かってキーを叩いていたランダス様が、突然奇声を上げて頭を抱えながらどこかへ走って行ってしまった
最近は仕事が立て込んでいてランダス様もお疲れなのだろう
後の仕事は我々が引き受けて、ランダス様は休暇を取られたほうが良いかもしれない
司令官が過労で倒れたなんてことになったら、絞められるのは我々なのだ

それはともかく、今日も我々はダークサムス様のために働いた
最近この基地内にスパイが潜入しているという噂が立っている
銀河連邦か、もしくはゼーベス再建部隊の連中かもしれない
スパイなんぞに科学技術班の情報を渡すわけにはいかないため、技術データログの閲覧システムを新たに開発しておいた
もちろん今までの暗号も高度ではあったが、一度漏洩すると再度設定しなくてはいけない手間があった
しかしこのシステムには10分に一度、解除キーを自動設定する機能がある
解除キーは常に端末に表示しているが、特殊な波長を発しており視認が出来なくなっている
これを見るには極秘に選ばれた研究員のみに支給されるX−レイスコープを使う必要がある
このシステムは基地内のゲートロックなどにも採用されたが、利便性重視のため解除キーは簡略化される予定


2008/05/06(火) 18:48:54 ID:Si77qWog0
20/08.5061/828
新たな司令官であるゴア様は現在、一般兵の戦闘訓練の教官として活躍されている。
適切なアドバイスを我々に送ると共に、巨大で強力なバトルスーツを着込み、御自身が模擬戦に参加されるなど、非常に頼もしい存在だ。
バーサーカータイプの兵士の戦闘訓練は、体格の問題から実質ゴア様のみが可能となっている。
しかしバトルスーツを着込んだゴア様は性格がかなりアバンギャルドかつヴァイオレンスに変貌するため、*
気がつけばバーサーカータイプが死亡していることも珍しくはない。
しかし、戦闘訓練で死亡するパイレーツなど、塵に等しいのもまた事実である。
我々は、経験と知識を積み、強靭な戦闘能力を有するために訓練は欠かさない。
ゴア様はきっと、そんな我々のことを想うがあまり、本気を出されるのだ。
ならば、我々は一層全力で戦闘訓練に励むべきなのである。それが彼に対する礼儀なのだから。
これは先日耳にしたことだが、バトルスーツを着る前と後とでアドバイスに食い違いがあるらしい。だが、私はそうは思わない。
どうせ覚えの悪い連中の言い訳なのだから、気にすることはない。
上官の口にしたこと全ては真実であり、完璧に理解することが我々の使命だ!




ちなみにゴア様が訓練教官になられてから、訓練中死亡者が35%増えた。


2008/05/08(木) 02:17:35 ID:HBEKr+XZ0
どこかへ走り去ってしまったランダス様は今朝、何事も無かったかのような顔で研究所に戻ってきたそうだ
研究員達は心配して何があったのか聞いたが、プライベートな事だと仰るので、これ以上の詮索は失礼に当たるだろう
それでもしつこく食い下がってきた研究員は、次の瞬間には氷漬けになっていたらしい
門弟とは聞き分けが良くなくてはならない

ランダス様は作戦本部長としてご活躍されており、科学技術班でのアイスビーム解析にも協力してくださっている
当初は彼の独善的と揶揄される性格は部隊の調和を乱すとの声があった
だが、確固たる実力に裏打ちされた自信だと気付いた今では、そんな愚かな事を言う者はいなくなった
彼のハンターとしての経験に基づいて考案される作戦は非常に合理的で無駄が無く、時には自ら前線に立って指揮を執られることもある
そんな姿に士気を刺激されない兵士が一体どこにいるだろうか、いやいないだろう
彼こそ理想の上官なのだと、私は思う



余談だが、彼はフェイゾンフレークを半凍結させてからコラックミルクをかけるのが最近のマイブームであるらしい
非常に興味がそそられる
私の分も凍らせてもらえないだろうか


2008/05/10(土) 01:30:19 ID:krpZvyJx0
ガンドレイダ様は現在、潜入工作部隊の指揮官に就任されている
彼女のハンター稼業によって養われたノウハウは部隊にとって非常に有益であり、まさに適任と言えるだろう
今のところまだ実際の工作活動は無いものの、頼もしい指揮官として既に部隊からの信頼は厚い
しかしながら彼女は嗜虐的な傾向があるようで、ミスを犯した者に罰という名目で電流を浴びせて楽しんでおられるようだ
少々厳しすぎるとは思うが、中にはそれが病み付きになってしまった者もいるらしい
おかげで、この部隊には妙な空気が漂っている…私には到底理解できない


P.S.たった今ガンドレイダ様がしばらく休暇を取ると仰って、有給届を提出された
今回もガンドレイダ様は基地内のダークサムス様に不信心な者を見つけて自ら裁くおつもりなのだろう
ダークサムス様の教えを守らない者など、この世に存在する価値は無い
それを我々に教えてくれる、素晴らしい上官である


2008/05/10(土) 22:28:13 ID:uIMdjAXt0
20/08.5102/208
オリンパスやノリオン襲撃から、かなりの月日が流れた。
サムス・アランの動きは今のところ確認はされておらず、我々は平和な時間を過ごしている。
ランダス様やゴア様、ガンドレイダ様がこの基地に来られてから、単純な戦力が増したといっても過言ではない。
彼等のそれぞれの能力は非常に個性的だ。
ランダス様に至っては、事故で開放されてしまったメトロイドの凍結などを行い、我々の命を幾度となく救ってくれた。
彼等新たな司令官は、我々の希望の星である。ダークサムス様の素晴らしい教えに共感した彼等を迎えることに、
なんの不都合があろうか。
………
………
………
朗報だ。
ノリオン襲撃の際、ジェネレーターに落下し消息を絶ったメタリドリー様がご帰還された!
ボロボロの身体で、ノリオンからこのウルトラガスまで帰ってきたのだ。
現在、数人の一般兵が、彼の介護を行っている。
……だが、介護を行っている連中のほとんどが、フェイゾンフレークを食べない奴らばかりだ。偶然…か?


2008/05/12(月) 23:07:00 ID:H2mbZltU0
今日も我々はダークサムス様のために働いた
現在、我々警備班はスパイ容疑者達の監視にあたっている
仲間の事を疑っているとお知りになれば、ダークサムス様もさぞ悲しまれる事だろう
しかし万が一の事も考えて、反乱分子達をのさばらせておくわけにはいかないのだ
これも偉大なる指導者、ダークサムス様のためである

監視を続ける最中、事件が起こった
食事の時間、スパイ容疑者の一人が食堂の購買でフェイゾンフレークを購入したのだ
今まで拒み続けていたものの、周りの熱狂ぶりを見て好奇心を抑えられなかったのだろう
彼はさっそくコラックミルクをかけて一口食べた
するとどういうことだろうか、彼はまるで毒物を口に含んだような顔をして思い切り吐き出してしまったのだ!
これを見た周りのフェイゾンフレーク愛好家達は激怒して彼に殴り掛かり、乱闘状態にまで発展してしまった
我々はすぐに乱闘を鎮圧し、愛好家達と容疑者の彼を取り押さえた
彼は非常に興奮していて事情徴収もできなかったので、我々は医療班に鎮静剤の投与を要請した
しかし医療班によると錠剤は口にしようとせず、暴れまわるので注射も打てない状態だと言う
やむを得ず、我々は彼に麻酔銃を撃った
意識が戻って落ち着いた頃にまた話を聞くとしよう
今から一時間後には彼に殴り掛かってきた者達の事情徴収を行う予定である


しかし、妙な話である
やはり口に合わなくて残すならまだしも、何故あんなに必死になって吐き出そうとしたのだろうか?
ひょっとしたら、彼にはフェイゾンへの耐性が無いのかもしれない
いや、ダークサムス様の門弟となった我々は全員フェイゾンの光の洗礼を受けている
それにより我々にとってフェイゾンは耐性どころか有益な存在となったのである
だが、もし彼が本当に「外」から来たスパイであったらどうだろうか?
こんな事、思いたくは無いのだが…


2008/05/13(火) 02:40:31 ID:g+Dy7EMg0
今日も我々はダークサムス様のために働いた
今日はスパイがいる信憑性を大きく上げる証拠が見つかった
ログや通信を行なうサーバー内に我々が独断で仕掛けたトラップに見事に彼らは引っかかったのだ
サーバーを通じ、外へと通信を行なう際に精製される、通信ログの中から登録されていないアドレスへのログが発見された
彼らは通信を行なった後、すぐにログの削除などを行なっていたようだが、通信によって精製されたログを即時コピー、*
我々の使用している端末へと転送する仕掛けによって我々の元には真実の通信ログが残るようにしたのだ
このアドレスがゼーベスへのものなのかは以前のコンピューターウイルス事件によって検証するものが無いために、確証が得られたわけではない
たとえゼーベス宛ではなくどこか他の惑星への私用だったとしても、無断で外惑星への私的通信は禁止されている事項である
我々はこの結果を上層部へと報告すべきかどうか現在検討中である

何故ならば、この不明アドレスへの通信を行なっているものの中に、戦友が入っているためだ
ブリオ連邦基地襲撃の際に、我々と一緒に出撃した仲間たちがいるのだ
あの時の戦いを思い出し、我々は現在彼らを我々のみで説得し、穏便に済ませる事はできないかを考えた
もしもスパイだとしても、彼らは我々と一緒に戦ってきた仲間なのだ
現在我々の中でも議論が行なわれている
説得を試みるべきか、上層部への指示を仰ぐべきなのか
例えダークサムス様の意思に背いたものと言えども彼らと過ごした時間に偽りは無いのだ

なお、このログは我々のみ知りうる特殊コードで暗号化されているためにログの統括者である「彼」でさえこのログを読むことは出来ない


(セーベスパイレーツログにも同じものあり)
2008/05/16(金) 00:16:10 ID:MubxSqq60
昨晩、828-B号兵寮が爆破された
爆破には数日前に潜入工作部隊から盗難届が提出されていたC-6爆薬を使ったと思われる
たまたま寮の近くを通った一般兵五人が爆発に巻き込まれ、手足や内臓器官の一部を吹き飛ばされる程の重傷を負い、現在治療中である
部屋内部からは十数名の遺体が見つかり、いずれもスパイの容疑者として監視されていた者だった
通信機器や端末機器も見つかっているが、損傷が激しいためログの解析は不可能

同じく監視対象であったメタリドリーは現在行方不明で基地中を捜索したものの見当たらず、リバイアサンシードへ逃げ込んだと思われる
シードへの捜索部隊を結成し、明日にも捜索を開始する予定
しかし、メタリドリーはシード内のフェイゾンに汚染されている可能性があり、注意が必要である


(食品ログにも同じものあり)
2008/05/18(日) 00:55:29 ID:l5WwgAOE0
今日も我々はダークサムス様のために働いた
「24時間以内に必ず戻ってくる」と言って出発した捜索部隊は、とうとう誰一人として帰ってこなかった
彼らは物資調達の仕事柄、シードの内部構造をよく把握している者達ばかりなので、道に迷う事はまず無いだろう
ということは、中に潜むメタリドリーが彼らを襲ったに違いない
我が同胞達の仇は、我々が討たねばならない
メタリドリー討伐部隊を結成して裏切り者に制裁を与えるということで意見がまとまったその時だった
なんとダークサムス様が我々の元に降臨されたのだ!
戦艦として改造するのに適したリバイアサンをお選びになってお忙しい中、我々のために駆けつけて下さったのだ
ダークサムス様はシードへの移動手段であるトラムを解体し、連絡路の入り口を塞げと命令された
つまり、メタリドリーがシードから出て来れないように閉じ込めるという事だ
ダークサムス様によると、メタリドリーはシード内の高濃度フェイゾンによって汚染され、近付くものに襲い掛かるだけの生物兵器と化しているだろうという
それならば、シードコアを外敵から守る番人として利用してやろうという策略だ
メタリドリーは図らずとも、ウルトラガスの第二のフェイザ化のために身を捧げる奴隷となるのだ

聖なるフェイゾンの洗礼により進むべき道が、示された

早速我々は作業に取り掛かった トラムをこちら側に呼び戻し、解体して廃棄する
連絡路は電磁波のために徒歩ではとても移動できないであるため、トラムが無い今、シードへの到達は不可能である
今後はシードからフェイゾンを採掘する事が出来なくなるが、フェイザ化が進めばいたる所で採掘が可能となるため、大した損害にはならないだろう
次は入り口の閉鎖であるが、これには非常に強度の高いモルジウム合金が採用された
通常火器では歯が立たず、戦闘機の爆撃でもなければまず破壊されないだろう
外敵の侵入にも備えて連絡路までの道のりのセキュリティを強化し、パイレーツの中でも屈指の戦闘力を持つ兵士達を警備員として配置した


これで我々スペースパイレーツは、また一つフェイゾンの輝かしい未来へ貢献した
これも我々の偉大なる指導者ダークサムス様のお導きによるものである
ダークサムス様も交えて、今夜は祝杯を挙げよう
ブリオ部隊からブリンクウルフを調達して、ローストウルフのフェイゾン詰めも作らなければいけない
今日はまだまだ忙しくなりそうだ


(ゼーベスパイレーツログにも同じものあり)
2008/05/18(日) 11:20:03 ID:TR2BZA8/0
−−−−−−−−−ウルトラガスよりメッセージを受信。解読します。

今日も我々はダークサムス様のために働いた
先日、採掘したフェイゾン鉱物の中から特殊な鉱物が発見された。
採掘したフェイゾン鉱物の精製過程で、高濃度のフェイゾン鉱物の一部分にフェイゾン反応が全く無い箇所を偶然にも作業員が発見したのである。
この鉱物は早速科学班に持ち込まれ、解析が行われた。

解析の結果、この鉱物中の物質は質量に比例し周囲のフェイゾン濃度及び放射数値を下げることができるという。
科学班はこの新しい物質及び鉱物の名前を「アンチフェイゾン」と命名した。

アンチフェイゾンは我々の洗礼を脅かす非常に危険な物質であるが、フェイゾンにより凶暴化しコントロールが効かなくなった生物の制御や連邦開発のPEDスーツ無効化に利用できる可能性がある。
近日中にフェイゾンが影響した動植物及びフェイゾンメトロイドへのアンチフェイゾン注入試験が行われる予定である。


本部への通信
今回のログにある「アンチフェイゾン」を利用すればこの狂った信者どもを再び同胞へと蘇らせることができるかもしれない。
幾度かのサムスの襲撃により被害はあるものの、このウルトラガスはかなり優秀な設備が整っている基地であり、利用できるようになれば我々にとって非常に有益である。
さらに戦闘員や作業員、すでにフェイゾン鉱学に精通した科学者達を仲間として取り込めることも大きな資産になるであろう。

しかし、この発見が『彼』を失った直後であるのはなんとも皮肉なことである。
我々の真の仲間であった『彼』を報いるためにもこの発見は良い結果として収めなければならない。
『彼』に最期を送った同胞と話し合い、そのためには命をも投げ捨てる覚悟であると互いに確認した。

我々スペースパイレーツに栄光を!


−−−−−メッセージは以上で終了です。